ここ数年、蚤の市が大ブーム。
日本では、以前はフリーマーケットや骨董市、ボロ市などという名称が使われることが多かったようですが、「東京蚤の市」さんが有名になるとともに、「蚤の市」という言葉は、ぐっとおしゃれで、身近な単語になりました。
それに伴い、日本各地でユニークな蚤の市が増えています。
せっかくなら素敵な蚤の市へ行きたい…そこで今回は、ミライヴィンテージがオススメする、行って後悔しない蚤の市をご紹介したいと思います。
東京蚤の市
開催地 /東京・調布

出典/東京蚤の市
編集チーム「手紙社」さん主催、3万6000人が来場する「東京蚤の市」。
手紙社さんは近年の蚤の市ブームの火付け役。「もみじ市」「紙博」などでも知られます。
「パリの蚤の市」のような、おしゃれな雰囲気で人気の「東京蚤の市」。
支持された理由のひとつに、「運営が出店者を厳選している」という点があります。
一般のフリーマーケットや骨董市は、出店者は公募で集められ、自由に誰でも出店することができます。そのため、目の肥えたお客さんや若いお客さんには、「ダサい」「マッチしない」「統一感がない」と感じられたことも…。
しかし、「東京蚤の市」は、運営側が出店者に対し出店依頼を行う、招待制。
出店者は、デザイン性やオリジナル性の高さで選ばれた、プロのショップばかりです。
そのため、クオリティの高い、おしゃれな蚤の市を実現することができました。
東京蚤の市の良いところは、蚤の市初心者さんから、おしゃれ上級者まで楽しめるところ。街では見かけない、各国のかわいいヴィンテージアイテムにたくさん出会うことができますし、フードのレベルも高いので、デートで行っても楽しめます。
ただ、近年は大人気のため、来場者が多めです。
ピークの時間帯には、ショップの前でゆっくり物を見ることができなかったり、フードはかなり並ぶことも予想されます。
ですので、ちょっと早めに到着し、開場まで少し並ぶのがオススメですよ。
開催前にショップの紹介が公式ページでされているので、お目当てのお店を前もって予習すると、まわるのもスムーズ。
(※Tapoliのオススメは、奈良に実店舗を持つ、イギリスヴィンテージを扱うMLPshopさん。東京蚤の市では、おしゃれでかわいいイギリスヴィンテージ食器を中心に、家具やアクセサリーまで勢揃い!)
また、蚤の市は天気の良い日にこそ出かけたいものですが、小雨の日は人出が減るので、比較的ゆっくり見て回ることができます。
人気のイベントだからこそ、上手にまわってみてくださいね。
東京蚤の市公式ページ http://tokyonominoichi.com/2018_spring/
公式インスタグラム @tokyonominoichi
手紙社 http://tegamisha.com/
関西蚤の市
開催地 /兵庫県宝塚
東京蚤の市の関西版。運営は同様に手紙社さんです。
こちらも関西の大人気イベント。
女性だけでなく、家族づれも数多く来場します。
近年は阪神競馬場で開催。
蚤の市に行くついでに馬を見ることができるなど、ユニークな一日を楽しむことができます。
関西蚤の市公式ページ http://tokyonominoichi.com/kansai/2017_winter/
百万遍さんの手づくり市
開催地 /京都 知恩寺境内
毎月15日開催
「京都一有名なお寺マルシェ」、来場者数1万人以上、出店400店以上。
30年以上の歴史をもつ、「ハンドメイドオンリー」の市です。

クラフトアクセサリー作家がプロアマ問わず出店するだけではなく、パン、スイーツ、ジャム、お茶、コーヒー、野菜、果物、多肉…あらゆる「手づくり」が集まります。
有名な人やお店が出店するだけなく、ここで有名になり、その後有名な実店舗となっていったお店もたくさんあります。
行列ができることで有名な、名物店、御多福珈琲。
手づくり市にはじまり、現在は河原町に実店舗を持ち、京都の名物店となりました。御多福珈琲
月1開催なので、行くチャンスが多いのが嬉しいところ。
観光ついでに訪れてみるのもいいでしょう。
明るい賑わいと、選びがいのある力強い出店。圧巻のマルシェです。
以前私がおとずれた際には、NHK「猫のしっぽカエルの手」で知られ、映画にもなった、京都大原のハーブ研究家、ベニシア・スタンリー・スミスさんが来場しておられ、感激しました…。
ロハスフェスタ

出典/ロハスフェスタ
大阪(万博記念公園)、南港、福岡、広島、東京などで開催。
万博開場では春と秋に開催。
「おしゃれにかわいくエコを実践しよう」をかかげて開催されるロハスフェスタ。一日約2万人が来場します。
手作り雑貨だけではなく、アンティーク・ヴィンテージ、植物、アウトドアアイテム、ガーデニンググッズ、グルメなど、出店は多岐に渡ります。
ロハスフェスタの名の通り、ロハスな雰囲気。
ゆったりとした時間が流れている印象で、お客さんに対してもあたたかく、「ようこそー」と歓迎してくれているのが伝わってくるイベントです。
もちろんナチュラル志向の人でなくても楽しめます。
緑の多い場所で開催されるため、ロハスフェスタを楽しみながらピクニックをする人も。ほかの市より、お子さんづれの方が多いかもしれません。
コーヒーや地ビールだけでなく、本格的な食事も提供されるため、一日かけてゆっくり楽しむことができます。
私が行った時には、本格的なハンモックが販売されていたり、
日本では未発売の、アメリカの人気ブランド「アンソロポロジー」のかわいい食器を販売しているお店があったり、
暑い中飲ませてもらった、キンキンに冷えたマレーシア紅茶「ボーティー」の美味しさに感動し、家に定番で置くようになったりと、いろんな発見がありました。
もちろんアンティーク・ヴィンテージアイテムを扱ったお店も出店しています。
ロハスフェスタ公式ページ http://event.lohasfesta.jp/
インスタグラム @lohas_festa
京都ふるどうぐ市
元立誠小学校で開催していたことで知られ、開場の独特さと、感性の鋭いアンティーク店の出店で知名度を高めた「京都ふるどうぐ市」。
フィンランド・スウェーデンを中心とした古道具を扱う、「Soil」さんらが実行委員会。
こちらも、「東京蚤の市」同様、出店は公募で集められるのではなく、実行委員会が出店者を厳選し、出店依頼(招待)を行う形で運営されています。
そのため、感性の鋭いアンティーク店が揃い、有名になりました。
他では見ることのない骨董や古道具が多いため、販売価格はリーズナブルではありません。
元立誠小学校は商業施設としての運用が決まったため、今後は別の場所での開催を目指しておられ、期待が集まっています。
京都ふるどうぐ市公式ページ http://kyotofurudouguichi.com/
ツイッター @kyotofurudougu
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ぜひおでかけの参考にしてみてくださいね。